救急外来の夜勤は緊張の連続
看護師として医療機関で働くというのは、ちょっと特殊な環境ではありますよね。人の生死に係るお仕事ですから常に緊張感がともないますし、常に新しい医療技術を学び続ける必要もあります。
職場の人間関係も大変だし、患者さんやそのご家族とのお付き合いも結構大変。それに夜勤や早番、遅番なんていう変則勤務もあります。
看護師ならではのお仕事にまつわる、あんな話やこんな話を、現場の看護師さんに語っていただきました。
救急外来の夜勤って1人なんですよ~
小児科に2年務めたあと、救急外来に配属されました。いま、救急で4年目の20代女性看護師です。新卒から3年経たないうちに救急外来に配属されたので、なにもできないところからの出発でしたが、周りの方の暖かい応援により、救急が得意だと言えるところまできました。
ただ、何年目になっても、夜勤は辛いと感じています。
救急外来の他にどんな科がある病院?
整形外科、消化器、婦人科、耳鼻科、眼科、歯科、内分泌科のある総合病院です。救急外来の夜勤って本当に1人なの?
基本的には、救急外来の夜勤は看護師1人です。重症者等搬送されてきた場合には、支援を要請します。1人夜勤なので、本当にいつどんな患者さんが搬送されてくるのか、自分1人で対応できるのかと、怖いです。
夜勤の勤務時間は、夕方17時15分から翌朝8時30分までの二交代です。
そんな怖い夜勤で手当てはどれくらい?
夜勤手当ては、7000円前後です。残業など加算されれば、少し額は変わります。夜勤の回数は月に7~8回です。
夜勤中、1人でも休憩は取れる?
夜間、患者さんのいない時を見計らって休憩を取ります。忙しい時は休憩を取れない時があります。休憩中は何をしてるの?
基本的には何をしても自由ですが、仮眠を取ったり、軽食を食べたりしています。テレビをみる人もいますが、仮眠を取る人が多いです。
怖い夜勤だけど魅力はある?
基本的に検査技師さんもいないので、検査があまりありません。患者さんが来なければ、のんびり過ごすことができます。
1人夜勤ってどう考えても大変そう
自分1人しか、対応できる人がいないので、病院のシステムなど全て覚えておかなければなりません。どんな患者が、いつ来るかもわからないので、常に緊張していなければならないということも辛いです。
そして、仮眠の時間はあっても、緊張しているので、眠れません。
また、苦手なドクターが当直だと、苦痛な夜を過ごさなければならないのもメンタル的に大変辛いです。
そんな過酷な夜勤、何歳くらいまでできそう?
その時の家庭環境にもよりますが、30歳代前半くらいまでと考えています。ただでさえ過酷なのに、さらにイヤになったようなことは?
苦手なドクターと一緒に当直の時、ずっと小言を言われ続け、罵声を浴びせられたことがあります。患者さんの目の前だったので、とてもつらかったです。そのまま朝まで一緒に過ごさなければならず、本当に苦痛でした。
夜勤が辛くて悩んでいる看護師さんに一言!
夜勤は辛ければ、免除してもらい充電するのも良いと思います。身体が健康なら、また夜勤できますし、健康でなければ、仕事もできませんからね。